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営業マンとしてどんな仕事をしていますか?

当社の製品は大きく分けると、「受託品」と「開発品」の2つがあります。受託品というのはお客様から「こんなものを作れないか」と相談を受け、お客様の要望に合わせた製品の製造を検討するもので、開発品は当社が独自開発した製品をご紹介しつつ、要望や目的に合わせてカスタマイズするものです。営業スタイルでいうと、受託品はお客様の方から依頼が入り、当社で製造可能かどうかを検討してお客様へ回答するという流れ。開発品については、開発会議で転用できそうなアイデアが生まれたら、ニーズに合いそうなお客様にご紹介していきます。

仕事をしていて嬉しいこととは?

お客様から「待ってた!こういうのが欲しかったんだよ」と言っていただけること、これに尽きます。お客様が他社さんとやっていてずっと解決できなかった課題が、当社でクリアできることもあります。そういう時は、うちの会社には技術があるんだなと思います。求める性能を出そうとした時に、材料の添加数量が少なくて済み、お客様に喜んでいただいたこともありました。当社は規模が小さい分、技術・製造との連携がしっかりとれており、レスポンスや判断が早いこと、また、小ロットの製造にも対応しており、少量から中規模の生産の立ち上げはスムーズで、強みがあると思います。

入社したきっかけは?

実は私は、前の会社に勤めていた時に当社に営業に来ていました。当社に最後の営業に訪れて「退職することになりました」と挨拶すると、「よかったらうちに来ませんか」とお誘いただいて。以前から社内の雰囲気の良さを感じていたので、「えっ、いいんですか?」と、無事入社が決まりました。

営業での成功ストーリーを教えてください

えー、まずは失敗談から話しますね。あるとき大量の資料をまとめ上げて、自信満々で「よし!」とお客様のところに出かけたんです。そうしたら、「それ、もう間に合っているから…」と言われて撃沈。すんなり採用される事は無いと理解しながらも帰りはもうしょんぼり。同行していた上司が焼肉屋さんに連れて行ってくれたのですが、食欲がなくて…。隣では上司がうまいうまいとお代わりしていました(笑)成功例は、訪問先で「大成ではこんなこともできるんだ!」と話が膨らみ、“あれもできる、これもしたい”などと話し合っているうちに、さらにもう1社の加工会社も巻き込んでアイデアがどんどん広がり、やがてその製品は世に出ることになりました。これは化粧品関連の製品なのですが、やり遂げた感はすごかったですね。上手くいかない事がほとんどですが、自分が開発などにも携わった製品が世の中へ出て、お客様にご使用いただけると思うと月並みな表現ですが、とても嬉しいです。

営業のやりがいとは?

久しぶりにお会いしたお客様から「最近顔を見ないね」と言われたことがあって。当時複数の案件を抱えていてしばらく訪問できていなかったのです。ショックでした。営業はとにかく人と会うことが仕事。こちらから積極的にお話を伺いに通えば、次の提案に向けたヒントや、これから先のトレンドに関して考えるきっかけをいただくこともあります。営業の情報収集は、これからの製品づくりや、ひいては会社の目指すべき方向性を見出すことにも繋がっていくと信じています。

社内の情報共有が進んでいると聞きますが?

例えば、経営トップ会議のレジュメについても、自分の必要な分野はいつも共有されていますし、経営計画についても丁寧な説明があります。工場でもオフィスでも、経営陣が社員を信頼してくれていると感じます。また、自分の頑張りが会社全体にどのように役立っているかが分かるようなシステムもあります。やみくもに頑張るのではなく、若い内から経営の視点を持って、全体像を把握しながら働けるのはモチベーションになりますね。

これから入社する後輩へひとこと

特に、化学の知識がないからと心配している皆さんへ。私も化学の知識ゼロでした。(今はイチぐらいでしょうか…笑)でも、周りのみんながフォローしてくれます。私の場合は化学にも会社にもすごく詳しい上司がついてくれて、文字通り手取り足取り教わり育ててもらいました。私も出来る限り同じ様にサポートをしていきますので、心配せず安心して仲間に入ってくださいね!