カチオン硬化型アクリルポリマー
8EC
- 油性
- 熱硬化
- 変性アクリルポリマー
アクリル樹脂中に脂環式エポキシ基を持つポリマーです。
製品特長
- アクリル樹脂の側鎖に脂環式エポキシ基を持つポリマーです。
- 脂環式エポキシ基を持つため、カチオン硬化性が高いです。
- アクリル樹脂がベースとなっているため、官能基の種類・濃度などカスタマイズが可能です。
構造図

主な用途
- 封止剤、接着剤など
ラインナップ・物性表
ポリマー物性
| 品名 | タイプ | 加熱残分[wt%] | 粘度[mPa・s] | 分子量[Mw](参考値) | 酸価(ワニス)[mgKOH/g] | エポキシ当量(solid)[g/eq] | 溶剤組成 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8EC-009 | 軟質 | 61.4±1.0 | 1,700±400 | 70,000 | < 1 | 414 | MEK |
| 8EC-011 | 硬質、高架橋 | 51.0±1.0 | 1,300±600 | 80,000 | < 1 | 276 | MEK |
- *試験条件 加熱残分[wt%]:150℃/2h 粘度[mPa・s]:BM粘度計(25℃) 溶剤組成:MEK=メチルエチルケトン
- ※参考データであり、保証するものではありません。
塗膜物性
UV硬化性
脂環式エポキシユニットを持つ8ECは光酸発生剤の存在下で、迅速に耐溶剤性を持つ塗膜を形成します。
| 品名 | 耐薬品性 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| UV照射前 | UV照射後5min | UV照射後1h | ||||
| 8EC-009 | △ | ○ | ◎ | |||
| 8EC-011 | ○ | ◎ | ◎ | |||
- *製膜条件 調整条件:8EC/Irgacure290/ アントラキュアーUVS1331(増感剤)/MEK=10/0.25/0.05/7 膜厚:約5μm 積算光量:600mJ/cm²
- *試験条件 耐薬品性:MEK=10回ラビング(荷重100g)
- *評価条件 耐薬品性:◎=外観変化なし ○=外観僅かに変化あり △=完全に白化 ×=溶解
- ※参考データであり、保証するものではありません。
硬化物物性
| 品名 | Tg(理論値)[℃] | 鉛筆硬度 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8EC-009 | 150 | H | ||||
| 8EC-011 | 230 | 2H |
- *製膜条件 調整条件:エポキシポリマー/K-PURE CXC-1612=100/1 乾燥:65℃×2h + 150℃×2h
- *試験条件 鉛筆硬度:JISK5600準拠(荷重750g)
- ※参考データであり、保証するものではありません。
- 法規制について
- 法令を遵守し、当社SDSをご参照の上、ご使用ください。
(土・日・祝日及び当社指定休業日をのぞく)
