UV硬化型ウレタン変性アクリルポリマー
8BR
- 油性
- UV硬化
- 変性アクリルポリマー
- 高密着性(プライマー)
- ハードコート材
アクリルポリマーを主鎖、ポリウレタン(オリゴマー)を側鎖としたUV硬化型ウレタンアクリルポリマーです。 ハードコート剤に柔軟性を持たせる添加剤としてご使用いただけます。
製品特長
- ハードコート剤へ添加することにより、柔軟性を付与することができます。
- ポリマータイプのため、タックフリー性に優れ、硬化収縮を低減することができます。
- 各種フィルム基材への密着性に優れます。
- アクリルとウレタンの組成及び比率を変えることができ、物性(硬度・伸び等)の調整が可能です。
構造図

主な用途
- 加飾フィルム
- 光学フィルム
- 食品包装フィルム
ラインナップ・物性表
ポリマー物性
| 品名 | 加熱残分[wt%] | 粘度[mPa・s] | 分子量[Mw](参考値) | C=C結合等量(参考値)[g/mol] | 溶剤組成 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8BR-600 | 38.0±1.0 | 100±50 | 80,000±15,000 | 1,700 | MIBK |
- *試験条件 加熱残分[wt%]:150℃/2h 粘度[mPa・s]:BM粘度計(25℃) 溶剤組成:MIBK=メチルイソブチルケトン
- ※参考データであり、保証するものではありません。
密着性
| 品名 | 易接着PET | PMMA | ABS | PC | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8BR-600 | ○ | ○ | ○ | ○ |
- *製膜条件 光開始剤:omnirad184(toM3%) 膜厚:約5mm 乾燥:80℃×1min 照射条件:500mJ/cm²
- *評価条件 密着性碁盤目試験:〇=100/100 〇△=99~80/100 △=79~50/100 △×=49~20/100 ×=19~0/100
- ※参考データであり、保証するものではありません。
塗膜物性
| 品名 | 鉛筆硬度 | 耐SW性 | 耐薬品性 | 全光線透過率[%] | HAZE[%] | カール性[mm] | 伸び率[%] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8BR-600 | B | △ | ◎ | 91 | 0.3 | 0 | 100≦ |
| DPHA | 3H | ○ | ◎ | 91 | 0.3 | 27 | 3 |
- *製膜条件 光開始剤:omnirad184(toM3%) 膜厚:約5μm 基材:100µm易接着PET 照射条件:500mJ/cm²
- *試験条件 鉛筆硬度:JISK5600準拠(荷重750g) 耐SW性:SW#0000 荷重500g×10往復 耐薬品性:コパトーン(80℃×24h) 全光線透過率、HAZE:ヘイズメーターNDH5000
カール性:6cm四方四隅合計 伸び率:引っ張り試験 - *評価条件 耐SW性:〇=傷無し △=傷数本 ×=傷多数
耐薬品性:◎=外観変化なし ○=外観僅かに変化あり △=完全に白化 ×=溶解 - ※参考データであり、保証するものではありません。
ブレンド性能評価
| 配合量 | 鉛筆硬度 | 伸び率[%] | タックフリー性 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8BR-600 | DPHA | |||||
| — | 100% | 3H | 3 | × | ||
| 50% | 50% | H | 40 | ○ | ||
- *製膜条件 光開始剤:omnirad184(toM3%) 膜厚:約5μm 基材:100µm易接着PET
照射条件:500mJ/cm²(タックフリー性に関してはUV硬化前、100℃×1min 乾燥後) - *試験条件 鉛筆硬度:JISK5600準拠(荷重750g) 伸び率:引っ張り試験 タックフリー性:指触試験
- *評価条件 タックフリー性:〇=指紋付着なし ×=指紋付着あり
- ※参考データであり、保証するものではありません。
- 法規制について
- 法令を遵守し、当社SDSをご参照の上、ご使用ください。
(土・日・祝日及び当社指定休業日をのぞく)
